幸せの定義は変わる


“幸せ”という言葉を聞いてあなたはどんなことを想像しますか?

これは似ていることはあれど一人一人違うと思います。

まずはここで一度止まって、あなたにとっての幸せはどんなものか、2〜3分で言葉で話したり紙に書いたりしてみてください。

<作業タイム>

では、その出てきたこと基に進めてみましょう。

あなたが言葉や文字に出したものは、大きく分けると
「○○がある / ○○ができる」
「○○がない / ○○しない」
という2つの状態や状況になるのではないかと思います。

「ある / できる」の例だと
・物がたくさんある
・仲の良い人が大勢いる
・行きたい場所へ行ける
ということなどで、

「ない / しない」の場合だと
・余計な物がない
・イヤな人間関係がない
・不安や怒りがない
といった感じです。

あなたの場合はいかがですか?

全部が「ある」もしくは「ない」という状態の人もいるでしょうし、どちらかの要素が多いという人もいるでしょう。

ただ、これに良し悪しはありません。

なぜかというと、幸せの定義は人それぞれも違いますが、個人の中でも変わるからです。

私は高齢の方の運動指導やリハビリ支援をしていることで、人生の先輩から昔の話を聞くことがよくあります。

その中でも意外と多いのが、昔はたくさんの物や人に囲まれているのが良かったけど、今は物は少ないほうがいいし、煩わしい人間関係にはもう巻き込まれたくないというようなことです。

逆に、長年一人で暮らす時間が長かったから、周りにたくさん人がいて嬉しいという声もあります。

何が言いたいかというと、
幸せの定義は、人生のステージでも変わるということです。

そして、ずっと「ある」だけでも「ない」だけでもなく、「ある」と「ない」を振り子のように繰り返しながら変わっていくようです。

さて、ここであなたが言葉にしたり紙に書いたりしたものをもう一度見てみてください。

これからの向かう幸せのヒントが見つかるかもしれません。