自立と孤立は違います。

自立の中には
「助けて」と言えることと、
それに手を貸してくれる人
の存在も含まれます。

助けを得られる環境はあるけど
あえて自力でやる人もいるでしょう。

でも孤立にはそれがありません。

この孤立から自立へ変わる切っ掛けを
なかなか創れないから悩むわけですが、
スポーツは動きの中でそれを引き出します。例えば、バスケットボールをしていて
あなたがボールをもったまま
相手チームに囲まれたとします。
あなただったらどうしますか?

いろんな選択肢はありますが、

その1つとして味方へのパス
が考えられます。

パスを出す時にキョロキョロ周りを見て
「誰かもらって」と声を出したり、
はたまた味方から「こっち!」
と声がかかることもあるでしょう。

スポーツの場では知らず知らずのうちに
こういった声がけや行動が“出現”します。

逆に、味方が困っている時には
あなたがその人を助けようとする
こともあるでしょう。

こういった非日常での体験が、
日常生活での孤立脱却につながります。

スポーツがリハビリの手段になる
理由の1つがこれであり、
“障害があるからこそスポーツを”
と言われる所以でもあります。